法人名とロゴマークのこと

青森県八戸市で福祉の業界に入り20年になります。色々な方とお仕事を通じてお付き合いいただいてますが、法人設立に際して「なんで【ありま】なの?」と聞かれることが多いです。笑

カタカナや英語でカッコいい法人名も良いなぁと思いましたが、当初から「だれでも読める」「ひらがなで優しい印象」を取り入れようと考えてました。法人コンセプトとしてEARLY(アーリー※早めの)MANAGEMENT(マネジメント※相談・管理)というものを掲げています。ありまの名称はこの造語から取り入れたものです。この仕事を通じて、いかに早めに準備や相談をしながら人生のラストステージの備えをしていくことが、その方の安心や尊厳に大きく影響する大切なことであるかを実感しています。そして、より良いサポートで当法人としてもその方の人生にきっとプラスになるであろう支援をしていきたい!そう考えて対応しています。

そんなところからの【ありま】でしたが、実は私の母方の旧姓でもあります。母は女姉妹のみで、私の親族としての有馬の家系は途絶えてしまいますが、私も幼少からお世話になって大好きだった祖父母の「生きた証」を何かで残したいと考えてました。成年後見の仕事では、身寄りのない方も多く、どこかで「この方が生きた証に自分がなれるように」という想いも法人名にシンクロしています。

ロゴマークはこの「有馬」から「馬」を取り入れ作成しました。馬は動物の中では昔から「神の使い」「商売繁盛」「馬力※病気の平癒や、懐妊、招福」など隙のない縁起物とされております。「絵馬」を神社で掲げるのはこの神の使いの献上に願いを込めるという意味があるそうです。私達の仕事では、お客様の人生の「おみおくり」に関わることも多いです。神の使いのご利益にあずかり、その方の魂も安らかに往くべきところにたどり着けるように…という願いも込めています。

その他、馬にまつわる縁起物の中に、馬の字を反転させた「左馬(ひだりうま)」というものがあります。将棋の駒の形をした木材に彫られている物が多いと思いますが、これも招福のシンボル。
その由来は諸説ありますが、「うま」の反対は「まう(舞う)」を表しており、めでたい席で披露される舞はやはり縁起の良いものです。また、馬には右から乗ると転ぶ習性があるそうで、左側から乗るのが基本。つまり「左馬は倒れない」として、立身出世や、起業の成功などに縁起が良いと言われています。
左馬は文字形が巾着の形に似ているところから、金運が良いとされ、商売繁盛に繋がるとされています。実はこのロゴマークの中にこっそり「左馬」を盛り込んでいます!

そんなこんなで誠実さと縁起を取り入れた「ありま福祉サポート」「馬のロゴ」でしたが、親しい方々からは、「競馬好きなんでしょ?」とか「馬面だからでしょ?」など面白くいじってもらってます!

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