未成年後見人

この週末は未成年後見人の養成研修を受講させていただきました。
高齢分野での経験をもとに成年後見人の活動をしている私にとっては全く別モノという感覚があります。

視点の違いというのもありますが、そもそものロジックの違いを感じる部分が多いです。
似て非なるもの…といったところでしょうか。後見業務以前に子どもの権利保証や親権といった知識の必要性、また、認知機能にも左右されますがミクロ、メゾの視点における関わりの重要性がかなり大切であるなと思いました。

施設といっても児童養護施設や乳児院、児童心理治療施設や児童自立支援施設…そして里親制度など多岐に渡ります。勿論高齢分野でも様々な施設や機関との関わりがありますが、やはり専門性の違いから理解に繋げるのはかなりの勉強や経験が必要です。

制度設計に至っても法定後見と具体的に異なる部分も多く、例えば法務局の登記→登記事項証明書ではなく、戸籍に載ること(未成年後見人が戸籍の筆頭者でない場合は筆頭者の名前が載ってしまうなど、??と思う部分もあります。)や医療行為の同意権があること、そもそも法改正により18歳成人の誕生日で後見業務が終了してしまうことなどなど…簡単にブログで書ききれるものではなかったです。

でも法定後見業務をこれまで実践しながら、同じように出来るな!というところ、そして理屈が分かってはじめて違いが理解できるところもあり、自分の活動の答え合わせに通じる部分もありました。そこに自分の知らない新しい知識要素が加わることで興味深く学んでみたいという気持ちになれたのは大きな収穫です。

核家族化もそうですが、昨今の結婚や離婚、虐待や保護の必要性などの社会環境から結果として未成年後見人の出番は増えるのかな…とも感じます。多くのことは児童福祉施設の施設長などの権限で行えることにも特徴がありますが、相続や保険金のことなど制度を活用しなければできないものもあります。

頭もたくさん使いましたので栄養もつけておきたいです。
次男のリクエストでバナナマンのせっかくグルメで紹介されたお店へ…
親子丼美味しかったです!

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