令和6年6月29日(土)に
自身が所属するする青森県社会福祉士会 三八支部の定期研修を開催致しました。
冒頭研修開催の趣旨について少しお話もさせていただきました。
自分自身、高齢分野での仕事が長かったため障害分野のサービスや制度に詳しくないこと、勉強したいと思って参加したのが、今回コラボしていただいた「生活支援ネットワーク ライフ」さんの研修でした。
ライフさんとは研修参加を通じて自らも前回成年後見と身元保証の問題をテーマに講師を務めさせていただくなど、色々関わりを持たせていただいております。
今回は障害者の65歳問題(障害サービスから介護保険サービスへの移行問題)をテーマに掲げ、昔からお付き合いのある専門職の方(介護支援専門員・相談支援専門員)に講師をお願い致しました。
最初はそんなに人集まらないと思うので…ということでお引き受け頂いたんですが、蓋を開けてみたら参加者100名を超える研修に…。講師の方には規模が大きくなったことで余計なプレッシャーを与えてしまい、
笑い話で「騙された!」と言われましたが、最後まで丁寧に貴重なお話をしていただきました。
元々の研修の狙いは、
障害分野、介護分野それぞれの領域のことについて、お互いがよくわからない、なかなか関わる機会も少ない…
それであれば、現在国でも問題視されている「障害者の65歳、障害と介護のサービスの切り替わり問題」について、
他分野の方が一同に集まり、繋がれるような研修を開催しようという趣旨でした。
できれば今後支援の場で困りごとが生じた場合に「あっ!あのとき研修で一緒だった人に相談してみよう!」というネットワークの構築ができれば良いなという想いです。
研修講師のお話については、
今後、介護と障害が一つの法律に本当にまとまるのか?!と思うほど、サービスの利用や制度設計の違いもあること。
また、わからないことで(例えば介護と違い暫定利用ができないサービスがあるとか…)支援者として逆に利用者に不利益を与える恐れもあることなど。
まさに両分野を知る方からの説明に、なるほど!!と共感する部分が多々ありました。
障害分野で活躍されている社会福祉士も多いと思いますが、この65歳切替問題については、一概にこれが正しい!!という結論付けではなく、その利用者様の支援の状況により、サービスも、住まいも、年金等の生活費も、キーパーソンも、あるべき形にコーディネートしていくことが重要である。
それが支援者としての責務であり、両分野を「共存させ利用者目線で組み立てる」ことが重要なんだろうと思います。大変勉強になりました。また、この研修の趣旨もそうですが、「勉強したからといってすべてを把握するのは難しい。わからない部分は行政やそれぞれの専門分野に相談できる人を確立すること!」改めてその通りだと実感しました。
大人数で手作りの研修の中、グループワークは現地とオンライン参加で15グループ!
手に余り、なかなか完璧にとは行きませんでしたが、目的であった「多分野の方を繋ぐこと」は達成できたような気もします。
特に懇親会に参加された方は、研修の時よりもじっくりお話できたり、連絡先交換ができたりと新たなネットワーク構築ができたのではないでしょうか。
準備段階も含め所属する社会福祉士会三八支部の役員・会員の皆様や、生活支援ネットワークライフさんの皆様の多大なご協力も賜り本当にありがとうございました。
疲れはしましたが、懇親会での美酒に酔いながら、実現できて良かったな!と思える研修でした。