お墓のことはやっぱり難しい

成年後見人の仕事をするなかで避けては通れないお墓の問題。単純に入るお墓のない方も沢山おり、市町村の共同墓地や各寺院の合葬墓を利用される方もいます。

任意後見契約にて「ここの墓に入れてほしい」「このお墓将来管理する子孫もいないので墓じまいしたい」「合葬墓にいれてほしい」など明確に意思表示を早い段階でしていただくと受任者側も意思決定に基づく支援ができるので大変良いことだと思います。

それが認知症など判断能力が低下したあとでは、本人はどうしたかったのか?、どうしたほうが本人にとって良かったのか?など人生の過程を確認しながら「このほうが良かったのではないか!?」という裏付けを集めていくことになります。親族はどう言っているのか?結婚だけでなく内縁関係の場合は?必ずしも親族の墓に入ることが本人の利益といえないような場合もあります。

ひとつひとつ情報を集めながら、エビデンスをもって「これで良かったんだよね」と言えるようにしたいです。

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