自己決定・自己選択の難しさ

色々仕事しながら、せっかくのブログも全然更新していないことに気づく…

仕事柄、色々なお客様の「施設入所」に携わることが多いですが、逆パーターンも結構あります。
それは、自分自身に判断能力のある「委任代理契約」のお客様ならではの案件とも言えますが…

「だいぶ元気になってきたから自宅に戻りたい!」「周りの人が認知症や病気の方が多くて、このままでは自分自身がおかしくなるから自宅に帰りたい」など理由は様々です。

基本的には、自分自身の意思決定なので尊重されるべきことではありますが、それがその人にとってベストな選択なのかどうかについては、起こり得るリスクなども含めその選択が可能なのか、逆に情報提供が足りないが上で利用者に不利益となる選択にならないかなど色々考えさせられることが多くあります。

特に、家族や支援者がいない場合、眼の前の自由が優先されてしまって紐どいてみると全く生活が成り立たない要素があったり、お金をはじめとする生活原資にそもそも問題があるのを把握できずにいるケースもあります。

自己決定・自己選択って福祉のしごとの中ではキラーワードともいえる重要事項です。「なんで自分のことなのに自分で決めれないんだ?」と訴えた方もいます。

それを差し引いても、帰るとなればこういう事態が予想されるよ!とか、こんなときどうするの?とか具体的事例をもとに説明を重ねて理解をしてもらわないと、ただの本人の自由を奪う迷惑な支援者になりかねません。

私もできるかぎり自己決定・自己選択を優先してあげたいという想いがあります。
自分自身もそうですが、その結果自分の選んだ道だから後悔しないという自己肯定感も存在します。それは、高齢であっても、障害があっても、誰でもチャレンジすることを諦めない!という前向きな姿勢こそエネルギーになるからだと思うからです。

まわりからみたら、そんな支援無謀だと後ろ指をさされることもあるかもしれませんが笑
成年後見など、判断能力を持てない方の支援もしているからこそ、自分で決めれる人にはどんどんチャレンジを応援したいと思っています。
そのチャレンジに対して後方支援ができるような伴走型の支援ができれば。

とはいえ、なかなかに難しいことだよな〜と実感しつつ、たまには別なプロフェッショナル社会福祉士とランチしながら情報交換、いい意味で刺激をもらってきました。あれこれ考えるのも楽しい!

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